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2018年バックナンバー

雑記帳

別荘

 ある程度経済的に余裕のできた人は、別荘を買おうという発想になるようです。

 

 東京の方なら、避暑地なら軽井沢、避寒地なら熱海、大阪の方なら白浜あたりでしょうか。

 

 確かに、別荘を所有するという満足感はあるでしょう。

 

 しかしデメリットはかなり大きいものがあります。

 

 まず、管理人がいないという前提ですが、掃除や布団干しなどに着いた当日と翌日をとられてしまいます。 帰るときも、室内の片づけはもちろん、冷蔵庫の中まできれいにしてゴミを出さないと行けません。
 ついたら大掃除、帰るときも大掃除です。

 

 ということは、ある程度長期間滞在しないと、掃除をするために別荘にきたようなものと言うことになります。

 

 また、海が近い場合は、湿気がありますから、ある程度マメに通ってメインテナンスしないと、家・マンションの部屋や家財道具がダメになることもあり得ます。

 

 次に、休暇になると、毎年同じところ(別荘)に行くということになります。
 2年や3年に1度ということになると、別荘自体がダメになりますから。

 

 こんな事を言ってしまうと、実もふたもないのですが、別荘など所有せず、休暇は、ホテルや旅館に宿泊した方が賢明のように思います。

 

 行き先に縛られません。今年はこちら、来年はあちらというふうにしたほうが新鮮味がありますね。気に入ったところなら、毎年いってもかまいません。

 

 掃除の必要もありません。行きと帰りの大掃除がなくなるわけですから、短期間滞在で十分です。2、3日ごとに滞在先をかえることも可能です。
 ついでに、食事をつくる必要もありません。
 家族・友人そろってのバーベキューなら、施設が整っている別荘地がいくらでもあります。

 

 あと、弁護士の場合ですが、あまり別荘が近いと、ちょっとした仕事でも事務所に呼び出されて(片道2、3時間程度なら簡単ですよね)、休んだことになりません。海外にでも出かけてしまえば、呼びだされる心配はありません。

 

 よく、自動車など持たずに、必要な際にタクシー利用や、レンタカーを借りた方が経済的に得ですということがいわれます。

 

 自動車購入費用、自動車税・重量税などの税金、駐車場、ガソリンなどを考えれば、どこへ行くにも自動車が必要というほど田舎でもなければ、必要な際にタクシー利用や、レンタカーを借りた方が間違いなく経済的に得です。

 

 人の「所有したい」という気持ちはわからないわけではありませんが、「経済的合理性」からすると、あまり得にならないことがありますね。

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