2018年バックナンバー
雑記帳
カルロス・ゴーン氏の逮捕
平成30年11月19日、日産の会長であるカルロス・ゴーン代表取締役会長が逮捕されました。
また、平成30年11月21日の取締役会にて、代表取締役会長の職を解かれ、平取締役になりました。
取締役の解任は、取締役会で決定できるものではなく、株主総会にてなされるものですが、株主構成からして、取締役の解任はなされないままになるかと思います。
「多額の報酬を得ているのに、それ以上もらってどうするの」というのが、多くの人の疑問かと思います。
ただ、日産だけの話ではなく、日産とフランスのルノーとの複雑な問題がありそうです。
経済評論家の大前研一が、平成30年5月に、日産とルノーの確執を記載した評論を書いていると話題になっています。
NEWSポストセブン2018年05月22日・週刊ポスト2018年6月1日号
大前研一「日産・ルノー経営統合説浮上で問われる重大疑問」
あと、日本の刑事訴訟法に基づく捜査の方法、いわゆる「人質司法」について、フランス側から苦情の出ることがあるかも知れません。
「人質司法」とは、微罪・別件逮捕、接見交通権制限制度、起訴前保釈がない、取調べに弁護士が立会えない、取調べの可視化が十分でないといった点です。
今後、どうなっていくかは、成り行きをみていくしかないですね。