2018年バックナンバー
雑記帳
仏ストラスブール、クリスマスマス市で発砲
フランス東部ストラスブールで、平成30年12月11日、クリスマス市の会場で男が突然銃を乱射しました。
容疑者は拳銃やナイフで通行人を襲撃し、警備中の兵士と銃撃戦になり、逃亡して何日か経って、逮捕に抵抗したため射殺されました(本当に抵抗したかどうかはわかりません。ヨーロッパの国は、死刑はありませんが、銃器犯罪者は平気で射殺します)。
4名が死亡されました。
ご冥福をお祈りいたします。
また、十数人が負傷されたそうです。
容疑者は、ストラスブール同市生まれの男性で、暴行などの罪で過去に収監された際、過激化したとみられ、情報機関の監視対象となっていました。
捜査当局は、容疑者の自宅から銃や手榴弾を押収したそうです。
ストラスブールのクリスマス市は欧州で最大級の規模で、日本人観光客も多数訪れます。
コルマールやリクヴィルも、あわせてツアー客が訪れます。
ヨーロッパでは平成28年12月、ドイツ・ベルリンのクリスマス市にイスラム過激派の男がトラックで突っ込み、12人が死亡するテロ事件が発生しています。
基本的には、クリスマスマーケットは、ドイツ人が住んでいるところで行われます。
ドイツ、オーストリア、スイスなどです。
フランスのストラスブールは、かつてドイツ領でした。
ドイツ語では、シュトラースブルク(Straßburg)と呼びます。
第一世界大戦時には、ドイツ帝国海軍の小型巡洋艦の名前にもなりました。
シュトラースブルク(ストラスブール)を含む、エルザス・ロートリンゲン(アルザス・ロレーヌ)地域は、1981年、プロイセン王国が普仏戦争でフランスを破り、プロイセン領になりました。
1919年、ドイツが第一次世界大戦で敗れると、フランスが領となりました。
1940年にナチス・ドイツが第二次世界大戦で再びフランスを破って、首都パリを占領するとともにし、自国に編入しました。
1945年にドイツ敗戦とともに、フランス領になりました。
数奇な運命をたどっています。
今は、フランス語を話す人が多いですが、フランス語とともに、ドイツ語を話す住民がいます。