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2018年バックナンバー

雑記帳

中国漁船団が大接近 水産庁側、危険回避で撤収

 平成30年11月5日午前10時ごろ、鹿児島県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で11月、水産庁の取締船「白萩丸」から立入り検査を受けていた中国漁船が同庁職員12人を乗せたまま半日以上逃走しました。

 

 漁船を追跡する取締船に多数の中国漁船とみられる船団が接近していました。
 漁船団と対峙すれば、船舶事故など大きなトラブルになる可能性があるとの判断から、取締船は職員らの収容を優先せざるを得ませんでした。

 

 さらに応援要請を受け、同日(平成30年11月5日)夜に合流した海上保安庁の巡視船も停船を要請していたところ、数十隻の中国漁船とみられる船団の接近が判明しました。
 当時は夜を迎え周囲は暗闇で、多数の漁船員らとトラブルになれば危険な状況となるため、取締船は立ち入り検査中の職員らの安全確保を優先し、漁船に検査の中断を伝え、漁船側は接舷に応じ、取締船は職員を収容しました。

 

 漁船は日本のEEZから日中両国が操業できる中間水域に逃走し、この海域では強制的な検査は行えず、職員は船長らに任意聴取を行ないましたが、当時は違法操業を裏付けられませんでした。
 船長らは違法操業を否認し、一時、取締まりに激しく抗議しましたが、暴行などはなかったそうです。

 

 外務省によりますと、外務省は、平成30年11月7日、中国側に「停船命令を無視し、わが国の当局者を危険にさらす行為」と厳しく抗議し、違法操業の証拠も示して調査を要請。中国漁船による違法操業が続いているとして再発防止を求めました。

 

 水産庁が平成29年に行った立ち入り検査24件のうち、中国漁船が19件を占めています。

 

 弱腰のように見えますね。

 

 中国は、日本に対しては、まだ「まし」な方です。
 今でも「属国」とみなしているかのように見える韓国に対しては、平気で殺人をして、謝罪もしません。

 

 日本は、領海とEZZが世界6位の海洋国家ですから、とても、中国の武装漁船に立向かえません。


 中国漁船が韓国海洋警察官を殺害~原因は韓国の低姿勢外交?
 日経ビジネス・平成23年12月11日付記事
 

(要約)

 

 韓国では、平成23年12月11日、中国漁船の不法操業を取り締まっていた海洋警察官が、中国漁船の船長に殺害される事件が発生しています。

 

 中国人乗組員らが竹槍とシャベルを持って殴りかかり、船長が、1人の警察官の脇腹を25センチの刃物で刺しました。腹部を刺されたもう1人の警察官は一命をとりとめています。

 

 海洋警察官が、中国漁船乗組員に殺害されたのは、平成20年9月以降2度目です。

 

 船を衝突させ海洋警察の取り締まりを妨害したもう1隻の中国漁船からは竹槍、鎌、ハンマー、鉄パイプといった凶器が20点みつかっています。

 

 中国漁船は、取締まりを妨害するため必ず複数で行動します。
 多い時は100隻もの船団を組んで一斉に不法操業をします。
 違法操業を取締まる韓国の海洋警察が取締まろうとすると、次々に船を衝突させて取締まりを妨害し、不法操業をしながらも、逃げるどころか漁業指導船近づいてきて威嚇します。

 

 10~16人規模で移動する海洋警察の手には負えない状況になっています。

 

 海洋警察官は銃を持ってはいますが、規定により、まず警告射撃をしなければなりません。
 その後も、撃てるのは脚だけとなります。

 

 凶器を持って襲掛かってくる中国漁船の乗組員を前にいちいち警告射撃はしていられません。結局、銃は使えず、肉弾戦をするしかない。まさに命がけの取締まりとなります。

 

 海洋警察官が殺害された平成23年12月12日、中国の外交部の劉代弁人は、「(海洋警察官殺害について)韓国と密接に協調して妥当に処理する。韓国側は中国漁民に合法的な権益保障と人道的待遇を与えることを望む」と発言しました。

 

 亡くなった警察官に対する謝罪の言葉は1つもありませんでした。

 

 韓国の外交通商部のパク・ソクファン第1次官は張駐韓中国大使を呼び、中国政府に対して「中国政府が不法操業と乗組員の不法行為を徹底して取締まり、このような不幸な事件が再発しないようにしてほしい」との要求をしました。
 しかし、中国大使は「漁民を教育している。対策のために(殺害)現場のビデオがほしい」とだけ言いました。
 ここでも中国側から「再発防止のために努力する」とか、「謝罪する」といった言葉は出ませんでした。

 

 反中デモがおきました。

 

 韓国政府による低姿勢外交(韓国では屈辱外交という)への非難に向かいました。

 

 「韓国のEEZを侵害しないよう、漁業協定を守るよう、中国に対してなぜもっと厳しく要求しできないのか?」「他の国は、不法操業する中国漁船を厳しく処罰している。韓国は甘すぎるのではないか」

 

 不法操業で捕まった中国漁船は、海洋警察庁に2000万~1億ウォンの担保金(罰金)さえ払えば釈放され、中国に戻れます。担保金は漁船の大きさで決まり、魚を押収されることもありません。 

 

 一方、中国は自国EEZ内で無差別操業を繰り返した結果、漁獲量がほとんどない状態だ。このため、罰金を払っても、中国から近く「黄金魚場」と呼ばれる韓国の東シナ海で操業します。
 摘発された中国漁船から見つかる魚種はイシモチ、ワタリガニ、イカ、イワシ、トビウオなどです。 

 

 さらに中国漁船はほとんどが底引き網漁船で、その網目は3センチ四方と細かい(韓国の規定は5センチ以上)。稚魚までも捕まえることができ、中国漁船の不法操業によって韓国の海から魚が消えかけています。

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