本文へ移動

2019年バックナンバー

雑記帳

サマータイム

 日本で、サマータイムの実現の構想が出てはつぶれ、出てはつぶれたりしています。
 
 過去に日本でもサマータイムの実施がされたことがありましたが、不評で元に戻ってしまったそうです。 
 
 実施国は、欧米諸国など、日本人が「先進国」と考えている国、ほとんどすべてといっていいと思います。
 
 制度は、日照期間の長い夏の間だけ、1時間時計の針を進めるというものです。
 
 いつからいつまで「1時間時計の針を進める」のかは国によって違います。
 
 ただ、どこの国でも「サマータイム」の期間より、「通常時間」の期間より長いこと、つまり、「サマータイム」が原則に近いことになります。
 ドイツフランスなどの主要国の2019年のサマータイムは、3月31日(日)01:00にはじまり、10月27日(日)01:00に終わります。
 
 確かに、サマータイムの期間の方が長いですね。
 
 サマータイムの経済効果は、基本的には太陽の動きに合わせた生活をすることです。
 
 つまり、明るくなったら起きて、暗くなったら寝るという生活です。夏の間は1時間早めましょうということですね。
 
 
 本来なら夜の時間であるべき時間が1時間遅くなり、夜間の照明の節減効果があります。その他には、家に早く帰る分、家族との外出が増えて、外食産業やスーパーの売り上げが伸びるといわれています。
 
 「まだ明るいから仕事をしよう」、「明るいうちは仕事をしよう」では話になりません。
 サマータイムは「まだ明るいから仕事をしよう」、「明るいうちは仕事をしよう」というふうにならなければ、合理的な制度だと思っています。
 
 だからこそ、日本を除く先進各国が、サマータイム制度を導入しているのでしょう。
 
 日本を除く先進各国には「まだ明るいから仕事をしよう」、「明るいうちは仕事をしよう」という土壌がありません。
 
 ただ、EUでも、サマータイム廃止論が有力になっています。
 あまり、効果はないのに対し、費用が多くかかります。
 いずれ廃止されるでしょう。
 
TOPへ戻る