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2011年バックナンバー

男女平等

日本では、平成11年の「男女雇用機会均等法」の改正などとのかねあいで、平成13年「保健師助産師看護師法」により、女性を「看護婦」、男性を「看護士」と呼んでいたのを、男女の区別なく「看護師」という名称に統一されました。

 本当に女性の地位向上とか、平等とかに役立つのでしょうか。

 ちなみに、ドイツでは、職業をあらわすとき、ほとんどの場合、男性か女性かわかります。
末尾に「in」がつきます。単語によってはウムラウトつきの文字に変化します。
 生徒  Schuler(男性)、Schulerin(女性)
 学生  Student(男性)、Studentin(女性)
 教師  Lehrer(男性)、Lehrerin(女性)
 公務員 Beamter(男性)、Beamterin(女性)
警官  Polizist(男性)、Polizistin(女性)
 医師  Arzt(男性)、Aerztin(女性)
 裁判官 Richter(男性)、Richterin(女性)
 弁護士 Rechtsanwalt(男性)、Rechtsanwaeltin(女性)
 検察官 Staatanwalt(男性)、Staatanwaeltin(女性)
 政治家 Politiker(男性)、Politikerin(女性)
 大臣  Minister (男性)、Ministerin(女性)

 これは女性の地位を下げていたり、不平等なのでしょうか。

3年前に、ドイツで女性の連邦首相(ドイツでは伝統的に「宰相」といいます)が誕生しました。
  「Bundeskanzlerin  Angela Merkel」という政治家です。
 それまでは、ビスマルクをはじめとして、Kanzler 、つまり男性しか連邦首相にしかなっていなかったんですね。

 さあ、日本とドイツと、どちらが「男女平等」がすすんでいるでしょうか。
 日本の「言葉遊び」からすると、日本ですね。
 本当はどうでしょう。
 女性が連邦首相になっているのですから、ドイツではないでしょうか。
 ちなみに、ドイツの「連邦憲法裁判所(日本の最高裁判所に相当)裁判官」16名のうち3名も女性です。かつて、長官も女性だったこともあります。

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