本文へ移動

旅・交通 バックナンバー2/2

チップ

日本人には、通常「チップ」という習慣がありません。

 外国旅行に行くときは、「チップ」が必要かどうか、あらかじめ、ガイドブックで調べたり、添乗員さんに聞いたりしますが、前者の方が確かであることは間違いがないようです。添乗員さんに、キックバックがあるわけではありませんが、できるだけ自分もよく思われようと、本来不必要な「チップ」を、「慣例」ですということが少なくありません。

 基本的には、従業員などの給与が「チップ」を前提として低くなっていることが前提で、ちゃんとサービス料が加味されて請求されている場合には、原則チップは不要です。

 その昔、イタリアのホテルで「びっくりするような」光景を見ました。
 朝食会場なのですが、イタリアのことですから、時間どおりにドアが開かず、長い間待たされて、やっとビッフェ形式の朝食場に行くと、「チップ」皿がおいてありました。
 普通は、一番乗りに近いですから、チップ皿は「から」のはずです。
 なんと、「チップ」皿に、リラ札がたくさんはいっていました。相当高額な紙幣を含めて・・
 ドイツ人のツアーで行ったホテルですが、日本人の団体さんもよく利用するホテルです。

 よく考えたものですね。
 でも、すべてセルフサービス(一部、玉子の料理をしている人がいることがありますね)のビッフェ形式で「チップ」の必要があるとは考えられません。

 なお、よく「枕銭」といって、ベッドメーキングをしてもらう「チップ」として、邦貨100円くらい置くことをすすめる添乗員さんがいますが、あまり、そんな習慣のある国はないらしく、日本人の団体さん「行きつけ」のホテルを除けば、へたをすると、忘れ物として、机の上に残っていることがあるそうです。

 ちなみに、真偽のほどはわかりませんが、ある、日本の第一次産業系の団体さんが、外国旅行に行ったとき、枕元に「ポテトチップス」が毎日置いてあり、ベッドメーキングをするひとが、いぶかしがったという話が「まことしやかに」伝わっています。
 本当でしょうか。

TOPへ戻る