旅・交通 バックナンバー2/2
醤油の代用調味料
外国旅行をして「舌にあわない」食物に出くわしたとします。
まあ「こんなものか」と食べることにかぎます。
日本人にとって「食物の禁忌」は実質的にありません。
せいぜい、中国人や韓国人が犬を食べることのに対し、日本人は犬を食べないことです。
日本人が、食物をまずいと思ったとき「魔法の調味料」があります。
グルタミン酸ナトリウム、つまり「醤油」ですね。
「すし」「天ぷら」「刺身」など、何でも、調味料は醤油です。
外国の「舌にあわない」食べ物でも、醤油をかけると「あら不思議」、食べられるようになります。
しかし、ヨーロッパのレストランに「醤油」が置いてあるはずがありません。
醤油がほしいとき、醤油の代替品にもなる調味料があります。
現在、ネスレの子会社である「マギー」です。
日本では、コンソメスープが有名ですが、ドイツ語圏でマギーといえば、液体調味料です。
現実に、以下のとおり記載されています。
「Maggi」
In parts of Europe, including German-speaking countries as well as the Netherlands, Czech Republic, Slovenia, Slovakia, Poland, and France, "Maggi" is still synonymous with the brand's "Maggi-Wuerze" (Maggi seasoning sauce), a dark, hydrolysed vegetable protein based sauce which is very similar to East Asian soy sauce without actually containing soy
(ドイツ語圏と周辺諸国では、マギーは、東アジアの醤油ときわめて似た植物性調味料としてもちいられている。註)概訳)
「そういわれてみれば」味が似ていないわけではありません。日本人なら、違うものであることは一目瞭然ですが、同じ醤油の一種である中国などの「魚醤」より、はるかに、日本の醤油に近い味がします。
また、たいていのレストランに置かれています。
調味料・味付けが「まずい」「口に合わない」のであれば、マギーを振りかければ、何とか「食べられるものに」なります。
それなりのレベルの店なら、「キッコーマンありませんか」(キッコーマンが醤油の代名詞です)と聞いて、 なければ、「それではマギーはありませんか」と聞いてみれば、たいてい出てきます。
一度、お試しになったらいかがでしょう。
くどいようですが「代用品」にすぎません。