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トリビア バックナンバー 1/2

尾が犬を振る

以前のエントリーに「犬が尻尾を振っているのではなく、尻尾が犬を振っているという気がしないでもありません」と書いたことがあります。
 違和感があるという人がいるようです。

 「尻尾が犬を振る」という言葉は、「本末転倒」と言う意味で、既に日本語化していると思いましたから、あまり、由来について気にせずに記載しましたが、知らない人は知らないようですね。

 中国の故事かとも思ったのですが、調べてみると、元は英語の熟語のようです。
 「the tail wagging the dog」あるいは、「the tail」を略して「wagging the dog」の直訳が、日本語化して、「尻尾が犬を振る」「尾が犬を振る」=「本末転倒」という意味になります。同じ題名の映画もあるそうです。
 尾に振回されている犬の姿を想像すると、おかしいですね。

 そう考えてみると、日本語の慣用句は、本来の日本語(大和言葉)の慣用句があったり、中国の故事や熟語が熟語化したり、英語の直訳が日本語になったりと多彩です。

 ただ、日本語の慣用句は、中国の故事に由来するものが多数派のようです。

 「文化は高いところから低いところに流れる」という言葉がありますし、日本語自体、「ひらがな」「カタカナ」は、「漢字」を「くずし」たり、「一部分を抽出」したものですし、漢字は、「峠」「畑」など、いわゆる「国字」を除けば、中国がオリジナルです。

 もっとも、日本がいち早く西洋文明を取入れ、先進国化したため、日本でできた熟語が、本場中国に逆輸入されたものもあります。
 「哲学」「科学」「民主主義」などの熟語で、「中華人民共和国」という国名の「共和国」も日本でできた熟語の逆輸入です。
 やはり、「文化は高いところから低いところに流れる」ものといえます。

 日本が、将来、中国に文化的に抜かれる日が来るかも知れません。


 元に戻って、やはり、英語の影響力は強いようです。

 日本語に、英語由来のカタカナ用語が氾濫しているかでわかります。
 「尻尾が犬を振る」のように、日本語に直訳された英語の熟語が日本語になっている例もあります。

 系統的には、英語はドイツ語の方言にすぎないと言われていますが、ドイツ語に、英単語が入ってきて、ドイツ語本来の純粋さが失われつつあると嘆くドイツ人もいます。

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