本文へ移動

トリビア バックナンバー 1/2

単位

数字につけられる単位をあらわす記号には多種多様のものがあります。

 大きい方は、以下のとおりです。
10^24 ヨタ Y 
10^21 ゼタ Z 
10^18 エクサ E 
10^15 ペタ P 
10^12 テラ T 
10^9 ギガ G 
10^6 メガ M 
10^3 キロ k 
10^2 ヘクト h 
10^1 デカ da 

 普通「デカ」が使われることはありません。ただ「デカ」という単位がついたものとして、「デカメロン(Decameron)があり、ジョヴァンニ・ボッカッチョという人による物語集で「十日物語」と呼ばれます。

 ヘクトは広さの「ヘクタール」=「ヘクト・アール」=「100アール」でおなじみです。
 また、気圧の「ヘクト・パスカル」も有名です。
 1ミリバール(mbar)=100Pa=1ヘクトパスカル(hPa)です。
 昔のミリバールに変わって、同じ数値のヘクトパスカルが使われています。

 キロはいうまでもないですね。
 キログラム、キロメートルなど・・

 メガは、メガバイトなど、データの量やコンピュータの記憶装置の大きさを示したり、 大容量化したり、してギガバイトなどもよく使われます。
 抵抗器のオーム(Ω)も、通常、キロオーム、メガオームですね。1オームという単位が小さすぎるのです。

 ギガは、ギガバイトなどの他、周波数のギガヘルツという言葉がなじみです。
 なお、ヘルツ(Hz)は「サイクル」と混同されがちですが「1秒あたり」の周波数を指します。「サイクル」もほとんどの場合「1秒あたり」ですが、理論上は必ずしも「1秒あたり」には限られません。

 テラは、よくお目にかかるのはテラバイトです。
 ちなみに、パソコンの黎明期に「テラ」というワープロソフトがありました。
 ご存じなら、私と同世代前後か、その上の世代の方です。

 ペタは「1ペタFLOPS」(Floating point number Operations Per Second=1秒間に浮動小数点数演算が何回できるかという能力)のスーパーコンピュータの処理能力を示すのによく使われます。

 私は、それ以上の単位を見たことはありません。


 小さい方はどうでしょう。
10^-1 デシ d
10^-3 ミリ m 
10^-6 マイクロ μ 
10^-9 ナノ n 
10^-12 ピコ p 
10^-15 フェムト f 
10^-18 アト a 
10^-21 ゼプト z 
10^-24 ヨクト y 


 デシは、見るのは、1デシリットルくらいでしょうか。

 センチ、ミリ、マイクロ、ナノは長さの単位メートル取り組み合わせでよくお目にかかります。

 ナノテクノロジーの「ナノ」は「10^-9」メートルという驚異的な細かい技術と言うことになります。

 ピコは、通常、コンデンサーによく見られます。コンデンサーでよく見るのは、ナノとピコです。
 1ファラードという単位が大きすぎるのです。
 
 私は、それ以下の単位を見たことはありません。

 プラス・マイナスとも、大きすぎる単位記号がつくのは、そもそもの基本単位が小さすぎたり、大きすぎたりすることが理由です。
 もっとも、昔のパソコンのメモリは640キロバイト、ハードディスクは20メガバイト程度でしたが、技術の進歩はすごいですね。
 でも、昔のパソコンでも、文書作成や計算などの事務処理速度の向上には目を見張るものがありました。

TOPへ戻る