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債務(借金)問題

債務・借金

リボルビングの金利が上がっています

信販会社のカード決済、の「リボ払い」が増加しています。
 大手5社だけでも7400億円残高があるそうです。

 わたしの持っているカードは、1.32%→15%に利率をアップしたという通知が来ました(私自身、利用したことはありませんが・・)。
 他にも、利息制限法を超えるキャッシングを利息制限法内に下げるため、合法的な「分割払」「リボ払い」の利率を上げたところもあるようです。

 もちろん、「リボ払い」が増加は、景気悪化による給与・ボーナス減をによるものです。
 でも、大手5社の7400億円の残高ということは、年間合計1000億円の利息を取るということに他なりません。

 ただ、「リボ払い」は、キャッシングを除くカード全利用、30分の1にすぎず、やはり、欧米諸国に比べ、日本人の「借金嫌い・利息支払嫌い」は健在なのですが、全体的な景気落ち込みの中、不安要素ではあります。

 前のコラムにも書きましたが、最初に50万円を借りて、一切使わないと仮定し、リボルビングの利率を18%と仮定すれば、支払期間は7年10ヶ月、支払い回数は94万円、一度の50万円の品物購入やキャッシングのために94万円を支払わなければならないという恐ろしいことになります

 通常の生活をし、普通に預金を持って生活をしている人はリボなどには手を出しません。
 通常の人は、たとえリボを利用したとしてもボーナスなどが入れば、繰上返済します。

 消費者金融と、信販会社とは違うという認識は、ある意味では正しいです。
 しかし、この不況下です。
 本来はマクロ経済としては悪いのですが、そんなことを言っている場合ではありません。
 消費ををできるだけ切りつめて、安易な借金に寄りかからないようにすることが大切です。

 なお、他方で、信販会社会社は、キャッシングの枠を縮小したり、一部信販会社では、一括払いのキャッシング自体を廃止(一括払いのキャッシングを廃止して、キャッシュローンは残す)したりするところも出てきています。
 利益をキャッシングの高利に頼ってきた信販会社も多いですから、リボルビングで収益をあげようということなのでしょう。

 ただ、購入(ショッピング)ですが、やはり、割賦販売法により、総量規制がなされます。
 信販会社にとっては逆風でしょうね。

西野法律事務所
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