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2018年バックナンバー

雑記帳

札幌で車内暴力の弁護士に罰金30万円

 平成29年12月5日、タクシー乗車中に暴れて車内の備品を壊したとして、札幌区検察庁は、暴行と器物損壊の罪で、札幌弁護士会所属「弁護士法人赤れんが法律事務所」の杉山央(すぎやま・ひさし)弁護士(37)を略式起訴しました。

 

 タクシーのカメラに一部始終が録画されていて、テレビでさんざん放送されていました。
 タクシーの運転手は冷静でしたね。

 

 札幌簡易裁判所は、同日、罰金30万円の略式命令を出し、杉山弁護士は即日納付しました。

 

 あとは、札幌弁護士会による懲戒手続きですが、業務停止なのか、戒告ですむのかという問題ですね。

 

 たいてい、弁護士の不祥事のうち「テレビ映え」するものは、大々的に報じられますが、あとの処分まで報じられるとは限りません。

 

 平成29年、香川県のN弁護士(78歳)が、管理する相続金計2500万円を着服した疑いがあるとして、香川県弁護士会が5月に懲戒手続きに入ったと公表していました。

 

 香川地方検察庁などによりますと、弁護士は平成25年9月から平成28年10月、高松家裁に選任され管理していた金融機関の口座から7回にわたり、300万~400万円を不当に引出し着服した疑いがあったとのことです。

 

 高松家庭裁判所が、平成29年3月、香川地方検察庁に3月に告発するとともに、香川県弁護士会は着服容疑を公表し懲戒処分のための調査を実施していましたが、N弁護士は、平成29年5月に死亡したので、平成29年7月に捜査を終了しました。

 

 業務上横領の疑いで捜査していた高松地検が、平成29年12月25日付で、N弁護士を被疑者死亡で不起訴処分としました。

 

 78歳ですから、何が理由で死亡しても不思議ではないですが、時期からして、自殺の可能性もありそうです。

 

 

 結果が報じられていない例としては、神奈川弁護士会の西川絵里香容疑者(31歳)の例があります。

 平成29年9月16日、同僚弁護士を切付けた容疑で逮捕されたと報じられました。

 

 神奈川県相模原市中央区の法律事務所の中で、所内にあったカッターナイフで同僚の吉村浩太弁護士(33歳)を切付けたということです。
 怪我は軽症で全治10日くらいとの報道です。

 

 その後の報道が全くありません。
 示談成立で不起訴になったのでしょうか。

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