本文へ移動

2018年バックナンバー

雑記帳

スイスの国防

 スイスは平和な永世中立国というイメージがありませんか

 

 「お題目」をとなえていれば、的が攻めてこずに永世中立を守れるということはありません。

 

 もちろん、その国を占領しても、食料や資源を得られないところであり、かつ、通り道としての価値もなく、攻防の要衝としても何の価値もないところなら、攻める「ばか」はないでしょう。

 

 スイスは、西ヨーロッパのど真ん中、少なくとも、通り道としては重要な意味を持ちます。

 もちろん、スイスには徴兵制があります。
 男性は全員、女性は志願制度です。
 結構、電車に迷彩服姿の若者が乗ってきます。切符はいらないのでしょうか、検札されていたのを見たことはありません。また、一等車に堂々と乗ってきます。

 

 あと「国民皆兵」といって兵役が終わっても、有事の際にあらかじめ定められた動員計画に基づいて召集される民兵になるそうで、家庭に銃を保管しているそうです。

 

 「家庭用」核シェルターがあることも有名ですね。

 

 また、スイスのパンはおいしくありません。
 新鮮な小麦は有事の際の備蓄に回し、「古」小麦、「古古」小麦をパンにしているからまずいんだそうです。
 日本でいえば、いつも「古米」を食べているということになるでしょうか。


 日本はどうでしょう。
 やはり「平和ボケ」しているのでしょうか。
 地続きで隣国と接している場合は、戦車が脅威です。戦車で占領すれば、食料や資材が手に入りますから。飛行機で爆撃しても、食料や資材は手に入りません。

 

 海に囲まれていれば、制空権、制海権を完全に握られ、揚陸艦が大挙して押し寄せてこない限り、戦車はきません。

 

 ただ、「平和」「平和」とお題目を唱えているだけでは「平和」は守られません。

 

 少なくとも、「はりねずみ」のように、攻撃すると痛い目にあうだけの戦力は、「平和」のために必要ではないでしょうか。


 話をスイスに戻して「スイス海軍」によれば、「レマン湖(ジュネーブ湖)」「ボーデン湖(コンスタンツ湖)」と「ライン川」がありますから、海軍らしきものはあるようです。

TOPへ戻る