2018年バックナンバー
雑記帳
冬至
平成30年12月22日は冬至です。
冬至は1年で最も日照時間が短い日という特徴的な日ですが、年によって日付が変わります。12月21日のこともありますし、12月22日のこともあります。
冬至にはゆず湯に入り、かぼちゃを食べる風習があります。
ゆず湯は血行が良くなり身体が温まるため、風邪を防ぎ皮膚を強くする効果があるそうです。
冬至とクリスマスは、一緒に来るような気がします。
そう考える方もおられるでしょう。
冬至とクリスマスには、関係あるという考え方もあります。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う祭りですが、客観的にみると、イエス・キリストの誕生は12月25日ではないでしょうね。
イエス・キリストの生誕を描いた絵画は多数ありますが、いくら、場所がイスラエルであるとはいえ、真冬である12月25日の様子ではありません。
12月25日というと冬至のころですよね。
冬至は、一年で一番夜が長い日、夜が最長、昼が最短であり、これが転じる日です。
緯度の高いヨーロッパは、冬至の季節ともなると、午前10時に太陽が昇り、午後4時には太陽が沈みます(ドイツのボン市の場合)、そして、太陽が昇っている間も、厚い雲に覆われていて、太陽が、うっすらとしか見えません。
ヨーロッパの人でも陰鬱な気分になる人が多いといわれています。
これが、冬至を境に、日照時間が長くなる一方となります。
ヨーロッパで信じられていた原始・太陽信仰では、冬至の日に太陽が死に、そして冬至の火に太陽が再生する日としてとても重要な日とされてきました。
冬至は「蘇生の儀」の日のことになります。
この太陽信仰と、キリスト教が一緒になり、イエス・キリストの誕生日を12月25日にして、盛大な祭りにしようということになったと言われています。
いずれにせよ「冬来たりなば春遠からじ」ということです。
冬至をすぎれば、日に日に日照時間が長くなります。