2019年バックナンバー
雑記帳
大学生の就職率97.6% 高校生はバブル期並みに
厚生労働省と文部科学省が公表した調査結果によりますと、平成31年3月に卒業した大学生の就職率(平成31年4月1日現在)が97.6%でした。
平成9年の統計開始以降では、29年3月卒と並んで2番目に高く、高水準を維持ましした。
調査は、全大学に問い合わせて調査したわけではなく、全国の国公立大24校と私立大38校を抽出してサンプル調査をして、統計処理をしています。
推計では、就職希望者約43万6700人のうち、約42万6000人が就職したとなっています。
男女別では、男子が97.3%、女子が97.8%、文系.理系別では、文系が97.4%理系が98.4%です。
また、就職希望の全ての高校生を対象とした文科省の調査では、平成31年3月末現在の就職率は98.2%でした。
9年連続の増加で、過去最高だったバブル期の平成2年度(98.3%)にほぼ並んでいます。
新卒大学生の失業率が低いということは、就職氷河期の学生と違って、非正規雇用が少ないということを意味しますから、年金は国民健康保険ではなく共済年金か厚生年金、健康保険は国民健康保険ではなく、共済組合、組合健保、協会けんぽということになります。
年金については、世代間の助合いのため保険料を多く納付しますし、健康保険については、市町村の財政を圧迫しません。
また、老齢になっても、年金が国民健康保険のみのため生活ができず、生活保護を受けるという可能性は低くなります。
これと対照的なのは、就職氷河期の世代です。