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2019年バックナンバー

雑記帳

ホテル検索サイト、中国大手シートリップ(Ctrip)の不正

 観光庁は、平成30年12月4日、オンライン旅行販売サイト「Trip.com(トリップドットコム)」の親会社である中国大手のシートリップ(Ctrip)の日本法人であるシートリップ・ジャパン(Ctrip Japan)に立ち入り検査を行ないました。

 

 オンライン旅行販売サイトには、「Booking.com」(オランダ)「Expedia」(アメリカ)「agoda」(シンガポール)「Hotels.com」(アメリカ)「じゃらんnet」(日本)「楽天トラベル」(日本)「エアトリ(旧DeNAトラベル)」(日本)などがあります。

 

 日本あるいは、まともな国の旅行会社なら、トラブルは少ないかと思います。
 現実には、私は、上記のオンライン旅行販売サイトでホテルの予約をして、トラブルになったことはありません。

 

 この問題は、Trip.com(シートリップ)が契約する販売業者が、すでに満室となっている宿泊施設を「在庫あり」と同サイト上に掲載し、通常より高値の設定で予約を受付けていた、「事前払い・返金不可」と表示して該当の宿泊料金を預かっていた、実際はキャンセル待ち状態で、その後に客室が確保されない場合は該当の宿泊ができないというトラブルが発生したことによります。

 

 最初からだまし取るわけではなく、キャンセル待ちでホテルが確保できれば問題ないのですが、キャンセル待ちでホテルが確保できなければ、予約しているつもりの客は、ホテルで予約が入っていないと知らされ、呆然とすることになります。

 

 また、外国のホテルに行って予約がないといわれたら、言葉の問題もあって大変です。

 

 私自身は、ホテルも決めずに外国旅行することもありますから、そんな大きなトラブルにはならないのですが(ホテルを決めていないときは、午前中、遅くとも3時には現地に着くようにしています)、そうでないことは大変です。

 

 観光庁の旅行振興室によりますと、立入検査によって、日本で展開するTrip.comサイトの運営はTrip.comの中国本社が行なっており、シートリップ・ジャパンは仕入れに全く関与していないことが判明しました。

 

 旅行業法は登録を行なった事業者が対象になるため、観光庁は直接、指導監督できる立場でないとし、その管理責任の追及などを含め、これ以上踏込むことができませんでした。

海外OTAを利用する際はご注意ください!
 

「 宿泊施設の許可なく消費者から当該宿泊施設の予約を受け付け、予約の受付と同時に消費者からキャンセルが出来ない形で宿泊代金を収受するという、消費者保護の観点から問題がある行為を行っている海外OTA(Online Travel Agent)があるとの報道がありました。

 

  消費者の皆様におかれましては、OTAとの契約条件や、当該OTAが日本の旅行業法登録を受けているか等予めご確認いただくとともに、海外OTAを利用される際には、十分にご注意ください。

 

 また、当庁では、下記の参考のとおりOTA等の旅行予約サイトを利用する場合の確認事項を整理した啓発チラシを作成・公表しておりますので、併せてご参照ください」
 

 なお、私は、いくら安くても「シートリップ(Ctrip)」は利用していません。
 なんといっても中国のサイトですからね。

 

 また、外国のホテルに行って予約がないといわれたら、言葉の問題もあって大変です。

 

 私は、よほどの安物で「安物買いの銭失い」になってもいい程度の値段のもののほか、中国と韓国の商品は買かないように心がけています。

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