2019年バックナンバー
雑記帳
三菱UFJ、一部店舗で「昼休み」
三菱UFJ銀行は、平成31年1月から、メガバンクとして初めて当座預金を扱う店舗の一部で「昼休み」を導入します。
当座預金を扱いさえしなければ、銀行の職員(窓口職員。teller)が窓口にいる必要はありません。
機械(ATM=automatic teller machine)だけで十分です。ちなみに、ATMの「T」は「teller」です。
銀行の営業時間に対する規制緩和を踏まえた措置です。
インターネットバンキングの普及で来店客が減っています。
というか、銀行は、まず、わざと窓口職員を減らし、手続き時間を短くして、当座預金(手形小切手等の有価証券の目視による確認が必要です)以外の顧客をATMに誘導しました。
さらに、優遇策をとって、インターネットバンキングに誘導していました。
ただ、人口減少が進む地方では、従業員の確保が難しくなっています。
三菱UFJ銀行も例外ではありません。
三菱UFJ銀行は愛知県設楽町の出張所で、平成31年1月21日から昼休みを導入します。
平日午前9時から午後3時の営業時間のうち、正午から午後1時までを休業にします。
現在、昼休みの人員について別の拠点から応援を受けているが、人繰りが厳しくなっているとのことです。
当座預金を扱う店舗の営業時間は従来、平日午前9時から午後3時までと決められていました。
手形や小切手が不渡りになったのではたまりません。手形や小切手の受入れができなくなっても困ります。
しかし、平成28年に規制が緩和され、営業時間の短縮が可能となりました。
午後3時までという時間は、現実に短縮は不可能です。
銀行窓口は午後3時までというのは当然のことです。
ですから、昼休みをとるということですね。
地方銀行では、東邦銀行(福島市)、群馬銀行(前橋市)、伊豫銀行(松山市)、佐賀銀行(佐賀市)なども一部店舗で昼休みを実施しているそうです。
ちなみに、私がドイツ留学中、ドイツの銀行は昼休みが当然のようにありました。
昼休みも、最寄りの銀行の支店は、1時間ではなく、2時間(12:00~14:00)休みをとっていました。
昼休みを取らない銀行は、相当大規模な支店のみという記憶があります。