雑記帳


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原子力発電の立地

 私自身、和歌山の出身ですし、親戚の約半分は和歌山県内に住んでいます。

 和歌山出身の知人・友人と話をするとき、きまって最初にでるのが「和歌山に原発がなくてよかったね」という言葉です。

 「高野山麓・橋本新聞」をご覧下さい。「原発反対、正しかった」日高町の町長ら安堵との記事です。

「 和歌山県民としては、県外の原発のお陰で、便利な生活が出来ているこを承知しながらも、福島第一原発事故の後は『原発がなくてよかった。大地震・大津波が起きても安心』と、ほっとしているのが本音だろう」と記載されています。

 ただ「県外の原発のお陰で、便利な生活が出来ている」という点については、謙遜ですね。
 正しくは、和歌山県内の電力需要をまかなうのならば、和歌山県内に多く設置されている火力発電で十分です。
 火力発電は、十分すぎるくらい設置されていますが、燃料コストの問題から、稼働率が悪いだけです。

 確かに、和歌山県は、人口100万人、和歌山市を中心に、紀ノ川流域に70%の人口が居住していますから、それ以外は「過疎」です。
 関西電力が「ねらった」理由もわかりますね。

 確かに、原子力発電誘致による交付金は莫大な金額が地元に「ふって」きます。

 私は、和歌山市出身ですが、父が和歌山、母が大阪出身ですし、和歌山市で育ち、大阪で弁護士をしていますから、和歌山人と大阪人の気質の違いは、ある程度、わかります。
 和歌山県といっても、紀北と紀南では気質が違い、和歌山市など紀北は大阪人に少し近く、原子力発電所が検討された紀南は、全くといっていいほどちがっています。

 基本的に、和歌山県人気質としては、交際費を除いて、お金を使いません。つまり、倹約家(ケチ)です。
 
 もちろん、全員そうというわけではありませんが、1人あたりの県民所得が、下から数えて何番目というのに対し、1人あたりの貯蓄額が、上から数えて何番目という統計数字からもわかります。

 幕府の倹約をおしすすめた、8代将軍吉宗は、紀州人気質の人間そのものともいわれています。
 関西電力は、和歌山県人が「余分な」「お金はいらない」と「本気」で考えていることに気づかなかったのでしょう。

 また、おとなしく「お上の」いうことを聞く気質ではありません。裁判所の和解も、大阪高等裁判所管内で、京都に次いで成立しにくいと言われています。
 「お上」のいうことも、疑ってかかります。
 
 さらに、和歌山県人は、先祖代々の田畑を、自分らの世代で「台無しにする」ことを極端に嫌うということも誤算だったのでしょう。漁場も自分らの世代で「台無しにする」ことを極端に嫌います。



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